バッチフラワーエッセンスの特徴

バッチフラワーエッセンスは、イギリスの医師エドワード・バッチ博士が、「心や感情のバランスを整えることが身体の健康にもつながる」と考え、長年の研究の末に生み出したものです。アロマテラピーが香りでリラックスを促すのに対して、バッチフラワーエッセンスは飲むことで、花のやさしいエネルギーが心に届き、感情のバランスをサポートしてくれます

博士の願いと取り組み

バッチ博士は、「一人でも多くの人が健康で幸せに過ごせるように、病で苦しむ人の負担を減らしたい」と願い、医師として人々を助けることや研究に休むことなく取り組んでこられた方です。

心と体のバランスに着目

しかし、治療で一時的に良くなった病気が再び現れることや、なかなか改善しないケースがあることに気づきます。博士はその原因を探るうちに、病気は身体だけの問題ではなく、心や感情のバランスの乱れが大きく関わっているのではないかと考えるようになりました。

精神的な苦痛を取り除かなければ真の治癒は得られない

精神的な苦痛を癒す植物の力

博士は、精神的な苦痛を和らげる方法を探す中で、感情や心の状態を整える力は自然の中にあると信じていました。とくに、厳しい環境でも力強く花を咲かせる植物の生命力に惹かれ、その力こそ人の心を癒す力になると感じたのです。

直感と感受性で植物を見極める

普通の人以上にエネルギーを感じやすかったバッチ博士は、研ぎ澄まされた直感と豊かな感受性を頼りに、世界中の山々を歩き回り、ひとつひとつの植物の力を確かめていきました。時には自らの身を実験台にしながら、人の感情的なつらさを和らげる植物を探し続けたのです。

バッチフラワーエッセンスの誕生

博士は毎日のように植物を観察する中で、花びらに宿る透明な露に目を留め「この一滴には、きっと植物の力が宿っている」と直感しました。こうして、フラワーエッセンスの抽出方法が生まれます。

花の生命力を水に移す「太陽法」

博士は、花の生命力が最も満ちる瞬間は、花びらが開き、太陽の光を浴びているときだと考えました。形や色が美しい花を選び、人の手で触れずにそっと摘み取り、天然の湧き水に浮かべて太陽の光の下に置きます。この方法で、花が持つエネルギーを水に移すことができたのです。現在もこの製法は「太陽法」と呼ばれ、大切に受け継がれています。

バッチ博士の研究で導かれたもの

バッチ博士は医師であり、細菌学者でもありました。慢性的な病気を治すため、腸内のバクテリアからワクチンを作り、関節炎やリューマチなどの慢性病の改善に役立て、多くの医療現場で使われていました。

性格に合わせた治療を考案

さらに博士は、患者の腸内バクテリアの反応と性格の傾向を照らし合わせ、性格パターンに応じた治療を行うことで、より高い成果をあげました。

38種類のレメディ誕生の背景

こうした経験や観察が、後にバッチ博士が生み出すバッチフラワー療法の基礎となります。結果として、38種類のレメディが、特定の感情や精神状態に対応する形で誕生しました。